会長挨拶

会長挨拶

日本の文化に必要な対人コミュニケーションと人間関係改善のために1982年に開発、実施してきた自他尊重のコミュニケーションであるアサーションは、40年ほどの歴史を経て、今や、個人と個人のやり取りだけでなく、家族、人々の集まり、組織、コミュニティなど共通の目的や課題を持つ集団内と集団間のコミュケーションにも活用されるようになりました。そこでは、リーダーシップや仲間づくりなど、メンバーの役割に応じたアサーションも必要になり、アサーションは、自己表現ができない人の支援法というだけではなく、人々が共に生きるために必須の考え方とスキルになっています。

さらに、アサーションの考え方は、医療・福祉・教育・司法・産業などのあらゆる分野で、専門職の治療やケア、教育や訓育、そして組織運営や開発に広く取り入れら、専門職に必要なスキルにもなりつつあります。

2018年に新たに開発された協働のためのアサーション・トレーニング(CAAT=Collaborative Approach in Assertion Training)は、集団や組織の中で、役割を果たしながら共に生活し、働き、自分らしい創造的な人生を生きる21世紀の人々に最適化したアサーション・トレーニングです。

また、CAATの開発・洗練を志向する仲間は、共に切磋琢磨して発達していくギルドをイメージした団体として発展させていく予定です。ご参加を期待しています。

(2019年8月 平木典子)

会長プロフィール

略  歴

1959年 津田塾大学学芸学部英文学科卒業。
1964年 アメリカ合衆国ミネソタ大学大学院教育心理学修士課程修了。教育心理学修士。
1967年 立教大学カウンセラー、社会学部社会学科講師。
1979年-1980年、在外研修で、サンフランシスコ州立大学において、家族療法・アサーショントレーニングの訓練を受け、以後、家族療法とアサーショントレーニングを中心とした臨床と人間関係促進のトレーニングに従事。
1991年 日本女子大学人間社会学部心理学科教授。
2004年 跡見学園女子大学文学部臨床心理学科教授。
1995年 統合的心理療法研究所(IPI)設立、現在顧問

主な所属学会

日本カウンセリング学会(元 常任理事)
日本産業カウンセリング学会 (元 常任理事)
日本家族心理学会 (元 会長・常任理事)
日本精神衛生学会 (元 常任理事)

主な著書

『カウンセリングの話』(光村図書出版→朝日新聞社、1984年→1989年→2004年)
『アサーション・トレーニング – さわやかな<自己表現>のために』(日本・精神技術研究所、1993年→2009年)
『家族カウンセリング入門 – 家族臨床援助』(安田生命社会事業団、1996年)
『家族との心理臨床 – 初心者のために』(垣内出版、1998年)
『自己カウンセリングとアサーションのすすめ』(金子書房、2000年)
『カウンセリング・スキルを学ぶ – 個人心理療法と家族療法の統合』(金剛出版、2003年)
『図解自分の気持ちをきちんと〈伝える〉技術 – 人間関係がラクになる自己カウンセリングのすすめ』(PHP研究所、2007年)
『カウンセリングの心と技術 – 心理療法と対人関係のあり方』(金剛出版、2008年)
『子どものための自分の気持ちが〈言える〉技術 – 小さいうちに身につければ、一生困らない!』(PHP研究所、2009年)
『アサーション入門 – 自分も相手も大切にする自己表現法』(講談社現代新書、2012年)
『図解相手の気持ちをきちんと〈聞く〉技術 会話が続く、上手なコミュニケーションができる!』PHP研究所 2013
『アサーションの心 自分も相手も大切にするコミュニケーション』朝日選書、2015

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